音楽アドバイス集🎵
41年間、ライブイベントや過去ライブハウスのブッキング担当としても経験してきました。
ライブ出演者の皆さんや、レーベルとしてアーティストさんにお伝えしてきた、音楽活動についてのノウハウや、音楽業界のことなど、お役に立つ情報を600項目以上まとめました。
音楽活動されている方、オリジナルバンドさんやコピーバンドさん、おやじバンドさんまで、皆さんの音楽活動のご参考にご活用ください。
LIVE SHOWERでは、出演者の皆さんに、ご自由にライブをして頂いております。
特にご希望でない限りライブの感想等はお話ししておりません。
オリジナルバンドさん、コピーバンドさん、弾き語りの方やボーカルの方も、お気軽にご参加くださいませ。
41-メジャー契約とメジャー流通は違う
メジャーデビューの形にも2タイプがあります、メジャーレコード会社が発掘し
プロダクション(事務所)と音楽出版社(楽曲委託会社)の3つの契約からなる
メジャー契約。
メジャーレコード会社との契約ではなく、単にCD店舗にCDを下ろすために
メジャーレコード会社の物流のみを使わせて頂くケースのメジャー流通です。
両方共表向きはメジャーデビューですが契約内容が大きく違います、メジャー
契約はレコード会社は広告や宣伝等の営業活動はしますが、メジャー流通は
レコード会社は行わないのがケースが多く、営業活動は主に事務所が行います、
メジャー流通である程度の実績を出せば、メジャー契約の本契約になるでしょう?
メジャー契約になると基本東京中心の活動になるので東京に住む事になるでしょう、
メジャーデビューしているのに地方中心で活動しているケースはメジャー流通の
可能性が高いです、ただ地方に大手メジャーレコード会社の本社がある場合もあり
ますので、その場合は本社のある地域で活動している可能性もあります。
42-★ライブの印象を覚えているのが楽曲ではないのがさみしい!
最近ライブ会場やいろんな方の意見を聞いて少しさみしいのは
、ライブが終わった後何組かのアーティストを覚えている内容
に楽曲を覚えている方が非常に少ない事。
”2番目のMCが面白かったバンド”とか”4番目のボーカルさ
んがうまかったバンド””○番目のパフォーマンスがいいバンド
”等。
みんな印象には曲の事話す方が少ない?
90年代までは曲のフレーズを覚えている方も多かった気がする
?私もそうだった。
ここ数年は曲のイメージを覚えてくれない方が多いです。
それは今の時代歌詞にウエイトが置き過ぎでメロディーライン
が綺麗なのが少ないからと思います。
なのでメジャーの世界でもメロディーラインが良くていい言葉
のある曲はビックヒットになり、一般のユーザーも直ぐに覚えて
くれてカラオケでも歌っている。
私も年間コピーバンドさんも含めてですが500組以上の方の
ライブを拝見しますが、ライブ中は感動する歌詞の楽曲もあり
ますが、ライブが終わり会場の外に出ると曲のワンフレーズも
覚えていない現実もあり、これがヒット曲の出ない原因かと
感じてしまう時があります。
43-レコーディング中に解散するのは日頃の活動の仕方が悪い
今日は月1回のスタジオ周り、毎回いろんな情報や相談事を
耳にします。
今日スタジオの店長さんにお聞きした事で、レコーディング
中に、演奏やフレーズ等の点で不満がメンバー同志で起こ
り解散やメンバーが抜ける事が多いとか?
何故こんな事になるのか?
それはスタジオ練習でもライブでも自分自身のパート以外
細かい部分はあまり意識せずに見逃しがちなのです。
レコーディングするとベーシックに音が録音されます、また
最近はプロツールスのデジタルなので録音の細かい音粒
のごまかしは利かないです。
私が日頃ライブで不思議なのは、何故メジャーやインディーズ
を目指す方はライブの録音や録画をしないのでしょうか?
1回1回のライブを再度CD,DVDを見ていいところ、悪かった
所等何故検証しないのか?
またスタジオでも最近は練習でも簡単に一発録り可能な
スタジオさんが多いです。
レコーディングで基本中の基本の所で止まってしまい、
不満を言い合うのは録音以前の問題です。
多くのスタジオさんもこう思ってますよ、もっとしっかりしま
しょう!
44-★ヒット曲を狙うなら歌詞を抜いてインストでも綺麗な楽曲を
この独り言でも記事にしていますが、シングルヒット性のある楽曲は
メジャーもアマチュアの方も持つべきです。
ポイントは歌詞が無くても、インストでもヒットしたり使われる綺麗
なメロディーラインの楽曲を作る事です。
過去のヒット曲も歌詞を抜いてもインストでも使われる程のメロディ
ーのいい楽曲が多いはずです、これがポイントです。
45-ライブで対バンを気にする方の方が、集客が少ない意見が多いのは何故?
当方のライブでもですし、他のライブハウスの店長さんやブッキングの担当
者の皆さんの意見の中で、ブッキングする際他の対バンを気にする方は当日
の集客は少ない意見が多いです。
多分ライブは下記の3タイプに分かれます
1、自分達のファンや知り合い、お客様のためにするライブ
2、お客様も呼ばないライブするだけのライブバンド
3、1も含めて自分達のプロモーションでするライブ
1に該当する方は年間そんなにライブもしていないのでお客様が集中し
ライブは比較的に多い
2の方のライブは、最近自分達のお目当ての方のライブが終われば帰る
ケースが多いので比較的お客様の少ない中ライブが多い
ただ、当日のお客様によっては6組殆どお客様が残るケースもあり、
こんな時はラッキー
3のケースが今回のタイトルに該当する理由かと?
しかし20年、30年前とは時代が大きく変化してしまい、厳しいのが
現実。
皆さん自身のファンやお客様によそのバンドさんに興味のある方はどれ位
いるか?少ない時は他のバンドさんも同じ状況です。
ただすべての方がそうではないですが。
時代が多様化し個人の趣向も違う中、一般ユーザーが受け入れしてくれる
ような楽曲やアーティストの人間性、ライブももう1回行きたくなるライブ
をしないと、なかなか難しい時代と感じます。
46-★誰でも東京に行けば成功するとは限らない、人口が多い面のリスクもある
以前この独り言でも何回はお話をしていますが、メジャーを目指して東京に移住して
活動を目指す方も多いです、東京はレコード会社や放送、音楽業界の中心地でもあり
ますので情報は国内でもトップです、ただ現実はと言うと東京の事務所、レーベルさ
んのお話でもあるようにメジャーを目指す方は少ない、むしろインディーズでしっかり
と活動していないと音楽業界からの評価がたいへん厳しい所です、なのでインディーズ
でのクオリティーの高い方は多いです、しかし落ちこぼれている方もたいへん多いのも
事実。
また東京は世界の国と言われる程の人口が多いです、人口が多いと自分の音楽を支持
してくれる方が多いと勘違いし錯覚してしまう言もあります。
地方で楽曲もアーティストもいいと言う方がたいへん多いなら東京でも受け入れてくれ
る方も多くなると思います。
しかし、東京でたくさんの方が受け入れしてくれても地方に行けば全く反応がない、
受け入れてくれる方が少ない、これが人口多いところで活動するリスクであり錯覚の
ひとつです。
東京でも人気で地方でも人気な方が本物と言えるかもしれません?
47-★事務所やレーベルはファンやライブの集客を増やす企業ではない
多くの事務所やレーベルの方とのお話の中で、事務所やレーベルは
ファンを増やす、ライブでの集客をしてくれる企業だと勘違いして
いる意見をお聞きします。
基本はメジャーの事務所やレコード会社も含め、世の中に広告宣伝
をすればユーザーがCDやライブのチケットを購入してくれるような
アーティストを発掘しデビューさせる事です。
インディーズの事務所やレーベルは莫大な広告費用は使えないです、
なので発掘や支援できるアーティストは今100人のファンが居たら
これを150人にする、200人居たら300人にするためにはどう
するか?をアーティストと一緒になって目標に向け活動する事です、
例を上げると今100人居るのなら100人のワンマンが可能です、
2500円のチケットでワンマンしたならホール代を引くと15万
程度の利益が出来ます、この予算を150人にするためにはどうする
のかを考えるのが一例です。
このように今ファンが一桁しか居ないアーティストさんは今後展開
する上での予算取りのメドが立てられない、先行投資しても回収でき
ないリスクが生じるので、事務所やレーベルの支援を仰ぐにはファン
の数を増やしておかないと何も出来ないのが現状です。
当社も事務所やレーベルに紹介する時も最低250人程度のワンマン
を見せるプレゼンをする、これがスタートラインとなります。
48-★世間の目は厳しいです、ストリートライブはもっとクオリティーを上げてからでも。
今日ターミナルの繁華街で多分イベントの中のひとつのコーナーで
ストリートライブが出来る場を提供している所を通過しました、何日
間かしているようです。
日中もかなりの寒い日なので足を止めてライブを見る方も殆ど居ない
のですが、その前にストリートライブをされる方のレベルが低すぎ
です。
付近に居る方の会話で、”何かヘタクソな子やな~”とか”聞くに
絶えない奴”とか、”もっとうまいミュージシャン出演出来なかった
んかな?”とか通りすがりの方の厳しい意見を聞き可愛そうにも思い
ましたが、しかしこれが世間の消費者の厳しい見方を感じます。
30年前バンドブームで原宿ではまるで屋台のように代々木公園まで
の長い道の両脇で数十バンドが演奏していました。
原宿の名物で私もチョクチョク見に行ってましたが、ここでもはっきり
していたのはうまいバンドいい楽曲のバンドはたくさんの方が見て
くれているが、しかし全くダメなバンドさんの周りには誰も居なくて
ただ通過するだけ、はっきりと明暗が分かれました。
今規制もありターミナル駅でのストリートもめっきり減りましたが
お祭りの一環で場を提供されてストリートライブをするなら楽曲や
演奏、ヴォーカル力を上げてからでも遅くないです、冷たい視線を
浴びるだけと感じます、一般消費者の目はそんなに甘くないです。
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